有機ELと最新ディスプレイ技術 (図解雑学)
齋藤活裕 (著)
次世代ディスプレイ、電子ペーパー、省エネ照明、面光源体として、各業界から注目を集める有機ELの原理と最新技術を詳しく解説。さらに、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイの最新技術も詳説。
単行本(ソフトカバー): 216ページ
出版社: ナツメ社 (2008/12/16)
発売日: 2008/12/16
有機ELの有機とは有機物つまりはプラスティックのこと。ELとはエレクトロ・ルミネッセンスの頭文字、つまり電光のこと。まとめていえば、電気で光るプラスティックのことです。有機ELテレビはソニーから発売されています。これまでは寿命が短いとか大型化が難しいとかいわれていましたが、寿命の問題は、もうほとんどクリアしています。現在は大型化のための新素材高分子の開発で競争が繰り広げられています。もちろん、そのトップ集団に日本企業はいるわけです。
本書では、有機ELの原理、メリット、デメリットなどを、液晶との比較、プラズマとの比較を行いながら、詳しく丁寧に、それでいてわかりやすく解説しています。
さらに液晶ディスプレイとプラズマディスプレイの最新技術についてもそれぞれ章をもうけて、しっかり解説しました。
既刊の類書にはない要素をたっぷり盛り込みました。せひ、ご期待ください。
【目次】
第1章 有機ELと発光
1 光る有機物
2 有機ELテレビの原理
3 有機ELテレビの長所
4 有機ELテレビの短所
5 将来の有機ELテレビ
6 テレビの進歩
7 ブラウン管テレビ
8 プラズマテレビ
9 方向を変える有機物
10 液晶テレビ
第2章 発光のしくみ
1 光とエネルギー
2 白色光と虹の七色
3 光の色とエネルギー
4 高さと位置エネルギー
5 分子はエネルギーを持つ
6 分子エネルギーは位置エネルギー
7 反応と光エネルギー
8 光発光の原理
9 電気発光の原理
10 蛍光灯の原理
11 化学発光の原理
12 化学発光の実際
13 生物発光の原理
14 光吸収と色彩
第3章 有機ELの実際
1 有機物の電気発光
2 有機ELの構造
3 発光素子の構成
4 高分子系有機EL
5 白色光発光
6 三色発光式
7 カラーフィルター方式
8 三色積層構造
9 その他のカラー方式
10 真空蒸着
11 シャドーマスク
12 陰極隔壁方式
13 スピンコーティングと印刷
14 透明電極
15 パッシブマトリックス方式
16 アクティブマトリックス方式
17 ボトムエミッション・トップエミッション
18 柔軟性の獲得
19 防止工程
20 弱点の克服
21 面発光
22 曲面発光
23 有機EL型電子ペーパー
第4章 有機ELの原理
1 原子構造
2 原子の電子構造
3 電子配置の規則
4 原子の電子配置
5 基底状態と励起状態
6 一重項と三重項
7 電子遷移
8 ナトリウム、水銀の発光のしくみ
9 有機分子の結合
10 有機分子の構造
11 分子軌道と電子配置
12 HOMOとLUMO
13 一重項励起状態と三重項励起状態
14 光吸収と蛍光
15 燐光
16 有機ELでの電子移動
17 有機ELデバイスの発光の仕組み
18 電子輸送層分子
19 ホール輸送層分子
20 有機色素系発光層分子
21 金属錯体系発光層分子
22 高分子系発光層分子
23 発光層分子の混合
24 ドープ材料
25 燐光有機EL
26 燐光発光層物質
第5章 液晶ディスプレイの原理と進歩
1 液体、結晶、アモルファス
2 液晶とは
3 液晶と温度
4 配向の制御
5 配向と偏光
6 電気と光
7 TNセル
8 液晶テレビの原理
9 STNセルとTSTNセル
10 バックライト
11 液晶の改良
12 液晶パネルの新技術
13 視野角度の改良
14 応答特性の改良
15 液晶型電子ペーパー
16 液晶の将来
第6章 プラズマテレビの原理と進歩
1 プラズマとは
2 蛍光
3 プラズマテレビの原理
4 高精細化