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液晶ディスプレイの技術革新史

火曜日, 12 月 1st, 2009

液晶ディスプレイの技術革新史―行為連鎖システムとしての技術
沼上 幹 (著)
欧米と日本における液晶ディスプレイの産業と技術を事例に基づいて考察、分析し、日本企業の行った技術革新の本質的な意味を問い直す。データ処理の手続きや、技術に関連した先行研究のレビューを付す。
単行本: 606ページ
出版社: 白桃書房 (1999/10)
発売日: 1999/10
本書は、基本的には液晶ディスプレイの技術革新を歴史的に記述したものになっている。経営学の学術書であれば技術に関連した研究のレビューを付録にせずに第2章に置くべきだと考える読者もいるかもしれない。あるいは方法論的な立場を記した章を設けるべきだと考える人もいるだろう。しかし本書ではあえてそのような定石をとらないことにした。技術に関連した既存研究のレビューも方法論的な立場に関する議論も、おそらく一般の技術者にも、国の技術政策に関わる人々にも、大きな障壁になってしまうと思われたからである。本書はもちろん学術書として書かれているのだけれども、同時に、今後の日本社会を技術立国へと向けるべく真剣に考え抜こうとしている人々をも読者として想定している。技術立国を完遂するべくさまざまな行為を連鎖的に展開していく上では、学者と実践家が筋の通った対話を行なっていくことが不可欠であり、両者が実り豊かな対話を継続していくためには、互いに共有できる知識ベースが必要であろう。本書はその共有できる知識ベースを提供し、両者の対話を活性化することをねらいとしている。
【目次】
第1部 技術革新の時間展開と空間的広がり―事例研究の準備
第2部 欧米における液晶の発見と初期事業化
第3部 日本における液晶ディスプレイの初期事業化
第4部 日本の技術革新
第5部 液晶ディスプレイ産業の発展
第6部 日本の技術革新システム再考